第1回発達障害に理解のある中学高校合同説明会@秋葉原

沖山教育研究所

秋葉原で開催された、
発達障害に理解のある学校説明会に、
参加してきました。
→詳細ページ

このイベントは、
幕張メッセで出会った、
日出学園の石川先生との話の中で、

私が発達障害や自閉症にも関心が強いこと、
そういった障がいを持った子と、
いわゆる健常者を一緒にした塾の顧問をやること、

などなどの話になった際に、
教えてもらったイベントです。

予約の電話を入れたらすでに、
満席で断られましたのですが、

日出学園のブースが1席空いていることを知り、
「日出学園の先生」として、
中に入れてもらうことができました!
>主催者側も了承していただき、
 感謝です!!!

当日は、
50名の予約定員に対し、
70名の予約まで受け付けたのに、

それでもキャンセル待ちが50名!!
という状態でした!

やはりニーズはありますよね。

来年も開催予定で、
お客様の声はとても大きいようです。

ちなみにこの日、
私は中の雰囲気を見れて、
いろいろな学校の情報を集められるかなと、

下心ありありwでしたが、

なんと!

10時の開始前から
13時の終了時刻過ぎまで、

ずっと!

3時間!!

話し続けてました…

お客様が途絶えることなく
行列をつくっていて、

「10分で終えてください…」
「そろそろお願いします…」

と担当者から促されること、
何度あったことかw

私は素性も説明しつつ、
石川先生にも話を振りつつ、

なんとか対応させていただきました。

これまでの経験をフルに活かした、
濃密な3時間でもありました。

会を終えてみた感想としては、

もっと多くの私立が、
積極的でなくてもいいから、
対応してくれるようにならないかなぁ、

ということでした。

私立の学校は、
それぞれの学校の理念や使命を持つため、

正直、
余裕がないために、
受け入れを拒否したり、
苦い顔をするのが普通のようです。

主催者は、
あらゆる学校に電話で依頼をして、
断られまくって、

でも今回の会は開催され、
お客様のニーズは非常に高い。

私の経験や感覚としては、
軽度の学習障害やアスペルガー、
自閉症スペクトラムなどは、

ほとんどどの子も持ってる、
と思ってます。

人の目を見て話したり、
じっとして話を聞いたり、
反応をタイミングよくうなづきで表明したり、
笑顔で感じよく対応したり、

「普通」とされる
コミュニケイションって、

できてる人の方が
少ないように思います。

大人でもそうです。

アサーションや、
アサーティブな話し方、

なんてことも
最近はよく言われますが、

いい意味で空気を読みとって、
相手の意図をくみ取って対応する、

なんてことができてる人に、
そうそう出会うこともありません。

だとしたら、

公立私立関係なく、
コミュニケイション術の
指導や訓練は、

必要になってきてるなぁ、
と思います。

私立の学校には、
論理的な話し方や、
相手の立場を考えた話し方の指導を
ウリにしている学校もありますね。

私立の学校からしてみれば、
公立や国がやるべきこととして、
受け入れを拒否する部分もわかりますが、

人口減少社会においては、
私立の学校運営さえ
危うくなるわけですから、

いわゆる普通の子だけでなく、
少しずつ、
いろいろな子がいる学校づくりも、
あっていいように思いました。

偏差値上位の進学校では、
生徒が集まるからやらなくていい、
生徒が集まらないから
仕方なくやる、

という考えではなく、

多様性多様性と
教育業界も社会もいっているのなら、

でこぼこがあって、
アンバランスな子たちこそが、
多様性のもとになるわけですからね。

同じような価値観の、
同じような学力の、
同じような資金力の、
同じような将来、
などなど、

同じであることが
将来のリスクを高めると
私は考えているので、

子どもたちの将来に対しても、
様々な子が周りにいる環境は、
決してマイナスではないと
思います。

また、
ある方と話していたのですが、

受け入れ拒否といっていても、
障害を持った子は必ず入学してる、

入ってから
親にいうことはなかなか難しいし、
体制を整えることも大変、

であれば、

受け入れについては、
相談します、

としておくことで、

症状や程度を事前に聞いておく機会
をつくることになり、

その状況によって、
対応できます、できません
をはっきり伝えることが
できるようにもなる。

積極的に受け入れる必要は
私立にはないけれども、

事前相談してください、

とするだけで、
受験する側も
納得がいき、

学校側も、
あとで面倒なことになるのを
防ぐことにもなる。

そんな話をしました。

完全拒否でなくて、
相談にものってくれる私立が、
増えたらいいなと思います。

ちなみに日出は、
得点を取ってもらうのがどうしても必要、

ですが、
事前に学校に来てもらい、
体験授業を受けたり、
先生たちと話してみて、

こういう子が来るなら、
という準備をすることはできます、

という姿勢でした。

積極的にきてください!
ということではないのですが、

対応していきます、
という気持ちを持っているのは、
いいですね。

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