東京私立中学合同相談会:文京学院大学女子中学校高等学校(文京学院)
東京国際フォーラムで開催された、
東京私立中学合同相談会に行ってきました。
狙いをつけた学校はたくさんあったのですが、
なんと27000人ほどが来場していたそうで、
とてもとても回りきれませんでした。
面識のある学校の校長や先生とも、
挨拶さえできないような状態でした。
そんな中で話を聞けた学校について
まとめます。
メモ書きをみながらなので、
間違いもあると思います。
まずは、
文京学院女子です。
スーパーサイエンスハイスクール[SSH]、
スーパーグローバルハイスクール[SGH]アソシエイト、
両方に採択されている学校です。
あるお客様がここの出身で、
留学を検討されていたので、
そういう空気があるところなのかな?
と気になっていた学校でした。
実際、
海外への進学者が、
この偏差値・レベルの学校にしては多かったので、
突撃してきました。
ちなみに、
中学受験偏差値で42くらい、
高校受験偏差値でコースにより50~60くらい、
です。
7年前に赴任した校長が、
一気に改革を進めているそうです。
ソニーの海外駐在経験のある方で、
千早高校を立て直した力量も買われているそうです。
面白かったのは、
イギリス留学についてです。
通常、
イギリス留学の際は、
1年のファウンデイションコース(教養課程)を経て、
3年の専門課程を卒業します。
現地の高校卒業と同じレベルの学力がないと、
いきなり専門課程を受講してもついていけないからです。
現地ではAレベルと呼ばれているものが、
日本でいう、高校卒業と教養課程レベル、
ということになります。
だからイギリスの大学に留学する場合、
大学自体は3年なんですが、
ファウンデイション1年をプラスして、
4年通う、
ということになります。
もちろん、
優秀なGPAや、
国際バカロレア[IB]を持っていれば、
ファウンデイションは不要で、
専門課程3年でも済みます。
そのファウンデイションコースの学習を、
現地ではなく、日本で習得させるそうです。
他にもNYや、アイルランドなどの提携校があり、
ほぼすべて校長のトップセールスで関係を気づいてきているとのこと。
イケテル会社もそうですが、
イケテル学校はトップセールスで、
自ら動いている方ばかりのような気がします。
他にも、
・英語多読の専門家を置いている
・アメリカの大学で文京の生徒だけを対象にした、
語学学校主催の授業を2週間実施する
>今年から
・特待生制度あり
・ネイティブは10名+臨時が5・6名
・中1まではコースの別なし
中2から2年間のコースを希望で選ぶ
高1から2年間のコースは成績で専攻する
・トワイライト説明会は、
10年前からやっていた。
>仕事をしている母親の参加が多い
・NZやアメリカコネチカットへ
約10ヶ月の長期留学あり
>もちろん、
単位認定はするし、
元の学年に戻っても、
下の学年に戻ってもいい
いい動きが多いと思いました。
これで
中学受験偏差値42ですよ…。
お得。
そして個人的に興奮したのが、
スポーツサイエンスコースです。
これは中2、高1で選択・選定される
コースの1つですが、
スポーツに特化したコースで、
かつその卒業生の進路が多様で面白い!
例えば、
・純日本人でサッカー選手の子が、
立命館アジア太平洋[APU]に進学し、
その後オーストラリアへ
・文京学院大学の
保健医療技術学部理学療法学科に進学
・筑波大学の体育学群に進学
私は高3時に、
順天堂大学などの
スポーツ学科へ進学し、
トレーナーやコーチへの道を考えたことがありましたが、
当時こんなコースがあったら、
必ず選択肢に入れていたと思います。
>女子になれたかどうかはわかりませんが…
女子校で、
スポーツに特化したコースがあり、
海外や体育系・理学療養系に強い、
という高校はあまりないように思います。
しかもその学校が、
SSHとSGHに選定されている。
学校の持っている空気のおかげで、
選択肢がかなり多様で、
広がりを持っているように感じました。
校長が赴任して4月にすぐ、
帰国生を取ろうとなって、
7月には帰国生入試をやった、
という話を聞きましたが、
赴任から7年目で、
すぐに取り組む雰囲気が
醸成されていますね。
お話をうかがったのも、
実は副校長でした(笑)。
副校長という立場とは思えないほど、
丁寧に、熱心に、細かいことまで
答えてくださいました。
変わろう、変えなきゃという空気を
強く感じられた時間でした。
今度見に行かないと!