どうする国語力、学校手探り

沖山教育研究所

日経9月25日朝刊

文化庁公表の
「国語に関する世論調査」で、
誤った慣用句や敬語の使い方が広がっていることが
明らかになった。

正しい言葉づかいや
豊かな語彙を早い段階から身に着けさせようと、
学校現場の思考錯誤が続いている。

高知県では、
国語の指導に精通する専任教育んを小中学校に配置。

山口県では、
児童自らが電話で直接、
職場体験で訪れる企業と日程調整する。

ある教育委員会の担当者は、
「読書離れとともに、
 『うざい』『きもい』など感情を直接的に表現する言葉が
 多用されている」と指摘。

梶田叡一奈良学園大学長は、
「近年の子どもは
 『やばい』などおおぐくりな表現を多用する傾向がある。
 論理的思考力をはぐくむためには、
 様々な言葉の定義を学び、
 自分の意見に応じて
 選択できるようになることが必要だ」
と指摘している。


最後に、
「学校現場では、
 聞く、話す、読む、書くの4つの言語活動を
 バランスよく織り交ぜ、
 丁寧な指導をこころがけてほしい」
とありました。

いつもこういったコラムやコメントをみて思うのが、
「それはわかるのですが、どうしたらそうなれるのですか?できるのですか?」
という感想です。

4つをバランスよく、
というのはみんな思っていることですよね。

その前のコメントも
まったくもって反論の余地はありません。

でも、
それができなくて学校現場も困り、
親も困って塾に子どもを預けては、
時間とお金を浪費しています。

根本的に変えないと。
親の教育もしないと、
意識させないと。

確かに、
学校には1日8時間ほど行っているのですが、
実際は学校だけでは難しく、
家庭での、
子どもに対する考え方や接し方を考えていかないと
国語力というのはそうそう変わらないと思います。