神奈川全私学展

沖山教育研究所

神奈川の全私立中高が集う、
全私学展に行ってきました。
http://gakuran.jp/gakuran_img/zenshigakukaijo.pdf

私は、
前日のさいたまスーパーアリーナに続いて、
この日はパシフィコ横浜と、
まるでライブをはしごするような感じwww

ここも入場制限というか、
入場までの整理がすごかったですね。

行列を作ってから、
入場まで20分以上あったでしょうか。

2000年に始まって、
12000人ほどの来場者だったのが、
今では3万人を優に超えるような
イベントになってますね。

ここでもメモがてら、
記憶に残った話を書きます。

・関東学院

三春台にある中高です。

今年から高校募集開始!
とあったので、
「え、生徒いなくて困ってんの??」
と思って話を聞いたのが最初でしたw

実際はそうでなく、
募集は10名程度。

これまでも依頼はたくさんあったので、
少しだけ設けた、
という程度のようです。

それよりも、
グローバルヴィレッジと銘打って、、
YMCAとカリキュラムをつくったり、
卒業生から寄付を募ってみたり、
高2・高3は夏休みに2ヶ月間オーストラリアに留学してみたり、
フィリピンでマンツーマンレッスンを実施してみたり、

私立の付属中高にしては、
かなり大胆にいろいろやっています。

オーストラリアは2ヶ月で、
50万ほど。
30万は奨学金で賄えるようなので、
いいですねぇ。

ISAという団体と組んで、
海外への指定校推薦もあるそうです。

動いてますね。

・横浜富士見丘学園中等教育学校

こちらもグローバル系に関して、
かなり動いている学校でした。

セブ島英語研修の先駆けです。
>14年の3月から実施

平日は英語漬けで、
4時間のマンツーマンレッスンと
4時間のグループレッスン。

週末は
セブの貧困層の子供たちとの交流や
多彩なアクティビティを経験し、
英語漬けの2週間だそうです。

オンライン英会話のためには、
QQイングリッシュと提携して、
40レッスン9,850円(1レッスン30分)
で実施。

さらに別に、
高1生全員が対象となる、
オーストラリアの10日間研修もある。
>費用は30万円

一般家庭へのホームステイの他、
農場で働きながら宿を借りる
ファームステイや、
現地高校生との交流、
などが組み込まれた
独自プログラムとのこと。

さらに、
希望する生徒を対象に
そのまま現地に残り、
1家庭に1人の割り当てで
ホームステイをしながら

現地のハイスクールに短期留学させることで、、
語学力の向上のみならず、
生徒の判断力・自己主張・自己責任力を育む。

10日間のオーストラリア研修と合算で、
100万円ほどの費用。

懸命に学校を変えていこうという、
想いが感じられました。

・聖和

英語!という看板に魅かれて、
お話を聞きました。

英語と同時に国語に注力している。

教養、というテーマの授業を
87年からやっている。
>JALのマナー講座など

中学で英検準2級を取る子が
70%。

1クラス40人の
2クラス規模。

ネイティブ講師は1人、
パート入れて3人。
>この日もお手伝いに来てました。

英語科、という「科」を持っている。
英語科、となる、かなりいろいろな規則が厳しくなり、
維持するのも大変だけれど、
そういう「科」を持っている事に自負があるとのこと。
>「~コース」というのは
 学校側が勝手に
 どんどんつくれるものらしいです。

・横浜女学院

チアで有名な学校ですね。

女学院ですが、
キリスト教っぽくない学校で、
天真爛漫な子が多い、
と説明を受けましたw

校庭がせまくて
50m直線が取れない、
マラソン大会もない、
プールもない、

・・・

こういう機会には珍しく、
デメリットのオンパレードでしたw

逆に好感持ちましたw

SGHアソシエイトに採択されていて!
そのテーマとしては、
クロスカリキュラム、
といって、

英語や家庭科、社会に美術、国語といった、
複数教科であるテーマにそって授業を進める、

という手法だそうです。

例えば、
「かなしみ」について、
国語ではどう文章で表現するか、
体育ならどう体を動かして表現するか、
音楽ならどんな調べがいいのか、
美術ならどう描けばいいのか、
といったことを、

各教科で連携しながら進めるそうです。

面倒くさそう!!
>先生たちがwww

大変ですよね、
勝手にやれないから。

でも聞いていて面白そうだな、
と思いました。

学びの共同体、
だそうです。

・捜真女学校

前職で、
神奈川・横浜方面を担当して
初めて知った学校ですが、

出会ったあらゆる生徒・保護者が
みな「いい子・いい人」
なのが捜真です。

個人的に好きな学校だったので、
話を聞いてきました。

お話をしてくださった先生も、
その隣の先生も、
やはり「いい人」でしたw

なんなんでしょう?(笑)

時代は変わってきているが、
変える捜真変えない捜真、
というテーマで今年は動いている。

これまで、
習熟度別学習や、
放課後の補習講座などは、
やっていなかったが、
時代のニーズもあるので、
やり始めた。

部活の種類が多い、
大抵のものはある。
中3でも8割ほどが活動している。

ダンス部が人気。

文化祭は男子っぽい。
>生徒のお父さんたちが焼く、
 オヤジヤキトリが人気。

HPに臨時イベントを掲載、
飛び込み学校訪問OKなので、
ぜひ!

という話でした。

なんか楽しそうw

・神奈川学園

系列の小学校は
お受験でも中学受験でも有名な
精華小ですね。

一部内部進学者もいるようです。

いわゆる2020年問題などは、
学内で話しあいながら順次対応していく予定。

国内フィールドワーク、
というプログラムでは、
4方面から行先を選ぶのですが、
水俣や四万十、
という行き先が含まれてるのが
イケてますねw

あまり聞きません。

高1では5方面に増えるのですが、
その中にイタリア、がありました。

これもあまり聞きません。

生徒それぞれの
興味関心に合わせて
選べるようになってるそうです。

・横浜翠陵

こちらも以前から気になっていて、
ようやく聞けた、
という学校です。

聞いたところ、
面白かったです!

中1で90名3クラス、
新コースで募集するそうです!

90名、
とは気合い入ってますね。

高校の国際コースは
もともと定評あり。

メキシコ、アメリカ、中国に、
姉妹校あり。

ネイティブは現在2人。

中学3年間かけて、
課題研究レポートあり。

中3ではニュージーランドへ、
ホームステイ2週間。
>1人ひとり別家庭だそうです!

学校側のやる気、
感じましたよ!

・聖園女学院

カトリック校として、
ミッションを探すお手伝いをしている。

ミッションとは命の使い道、
人のお役に立てること。

今年から聖園ノートというものに、
自分がなんたるかを書きとめていくようにした。
>カレンダーとか行事予定も載っている

時代の要請もあり、
2年前から講習も始めている。

1年かけてプレゼンを学ぶ講座、
キャリア教育実施。
>JALや森永などからきてもらう

言語は2ヶ国語を用い、
地方の方言でもよい。

ネイティブは常勤3人。

口コミが強いのか、
毎年600名ほどの受験生を集めている。
>今年は過去5年では最高だった

対応してくださった教頭先生が、
かなり楽しい方でした。

ご挨拶させてください、
といって自己紹介をしたら、

「やっぱり学校の特徴って、
 親御さんに伝わってないですか??」

とあちらから質問されたのが
最初の会話でした。

「はい!
 みんなわかってないので
 ミスマッチ起こしてます!」

と即答しましたw

私は常に
「組織は上次第」、
だと思っているので、
面白い校長や教頭がいると、
それだけで期待感を増してしまいます。
>必要以上にならないようにも
 注意していますがw

聖園は、
前職で藤沢校の開校を担当した時のお客様が、
第1志望として挙げていた学校で、
当時の私はまったく土地勘もなく、
「なんて読むんだ??」
というレベルだったのを思い出して
ブースに立ち寄りました。

縁、ですかねぇ。
もう8年も前の話です。

・聖光学院

私は普段、
御三家系の「できる学校」には、
お話を聞きに行きません。

なぜならすでに人気もあるし、
「できる子」たちは勝手に勉強し、
塾に行き、海外へも旅発つからです。

しかも資金が潤沢な家庭が多い。

私は、
偏差値低くても、
今は人気なくても、
あまりお金なくても通える、
でも将来を見据えてて、
前向きにやる気や気合いに満ちている、

そんな学校をいつも探しています。

ただし!
気になっている事がありました。

東京では、
開成がグローバル開成会という海外支援団体をつくり、
武蔵がREDプログラムでリベラルアーツを放課後にやり、
渋幕は以前から海外志向も強く、
海城はIBに手を出そうか、

というところまできているのになぜか、

神奈川御三家は、
そういう話を聞かないのです。

学力充分、
資金充分、
あとは学校が少し手助けすれば、
いくらでも生徒の将来を広げられるんじゃないか、
と思っていました。

そこで、
ある学校の先生から聞いて、
もしかしたらそういう動きをするかもしれない、
動くとしたら聖光かもしれない、

なんて聞いたので、
突撃してきましたwww

結論としては、
やはり東大合格生の数、
というのは学校経営には
まだまだ大きな素養のようです。

その年の東大合格者数で、
受検者数が
随分変わるんですねぇ。

栄光・浅野と
三つ巴ですから、
難しいところのようです。

ズバッと抜け出してくださいっ!
とエールを送りましたwww

帰国入試もやってるし、
その土壌はあると思うんですけどねぇ。

・鎌倉女学院

通称、鎌女も、
前職で神奈川地区の担当だった時に、
人気あるなぁ、
という印象が強い学校だったので、
立ち寄りました。

全員にタブレットを配布して、
授業を進行。

受験英語ではなく、
使える英語を指導している

留学は大学に行ってからの子が
多いようです。

鎌倉学、特修、日本文化総合講座、
など、土地柄を活かした授業も
面白そうでしたよ。

111年の歴史があるそうです!

・公文国際

偏差値も学費も高い(!?)公文国際ですが、
SGHでもあり、
以前スイス公文の方と話をしたので、

日本の公文はどうなんだろう?
と改めて立ち寄りました。

学力的にも資金的にも
充分だと思うので、
どんどんと世界に送り出してほしいですね。

メモとしては、

ネイティブ講師は5人で、
模擬国連も常連。

修学旅行は6つから選択でき、

JTB?と提携して
「そろばんの文化」
を体験学習するプログラムも面白そうでした。
>日本文化体験講座

スイス公文も含めて、
注視します!

2 thoughts on “神奈川全私学展

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