高学歴親の罪②:子の将来計画、35歳までリスト

沖山教育研究所

AERA14年9月15日号から抜粋
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=16264

都内の化粧品メーカーに勤める
女性(38)は、
夫が旧帝大の大学院卒、
自身も4年生の女子大卒。

小学1年の息子を出産するとき、
臨月のお腹を抱え、
エクセルである表を作った。

それは、
子どもが35歳までにぶつかるであろう
学習面の課題を
1年ごとにまとめた

「to do リスト」。

インターネットで
お受験ブログを読みまくり
情報を集約。

目標は
米デューク大を卒業して
眼科医になり、
全国10カ所で
クリニックを展開すること。

リストに沿って、
息子は3才から公文に通い、
小学校を受験。

ハワイ旅行中も
宿題は欠かさず、
読書は目標の月100冊を
とっくにクリアしている。

「将来が見えない時代なので、
 学歴と収入があってこそ
 自分の夢や好きなことが
 実現できる」

「その環境を整えることが
 親の務めだと思います」

職場では
夢を抱いて独立した同僚たちを
何人もみてきたが、

中には
起業に失敗し、
どこで何をしているか
わからない人もいる。

自己破産しても
使える資格は
医師だけだろう、

なかでも
訴訟リスクの低そうな眼科医は
将来の職業に最適だ。

小学1年の今年は
塾を決めることが課題。

大手学習塾の
入塾テストを受けた結果、
息子は
全国20位以内だったが、

「すでに
 小学校過程の勉強を終えているのに
 なぜ1位じゃないの」

「これから
 ライバルが増えて
 順位は落ちていくはずなのに…」

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

こういう親は
多いように思います。

35年分
というのはちょっと、
・・・、
ですが、

母親なりのレールを
敷いているのですね。

それが
「学歴と収入を得る環境を整えるのが
 親の務め」
と言い切るあたり、
???です。

35年後、
自身が生きてるかどうかも
わかりません。

このシナリオは
母親の人生経験から
割り出されたものですね。

ブログには
人の成功談や失敗談が
載っているだけですね。

ご自身は
女子大卒で、
東大や海外大の経験がある
わけではないですね。

眼科医が
訴訟リスクの低い仕事のまま、
高収入でいられるでしょうか、
35年後。

小学範囲を終えたら
入塾テストで
1位になれるのでしょうか?

この計画通りに進んだ眼科医なんて
魅力的に思えません。

そもそも
親の敷いたレールを歩んだ生徒を
デュークは採らないでしょう。

収入のため、
訴訟リスクのため、
自己破産しても生き残るため、
小1でテスト1位になるため
>に、公文やお受験、本100冊、

すべて自分(母親)のため、
ですね。

母親が生きてきた時代とは
全く異なる時代を生きる小1生に、

母親が考えたプランを実行させることほど、
時間とお金の間違った使い方は
ありません。

エクセルを使う父親は
絶対だめ!
ってよく話しますが、

いまでは母親も
こうなってしまっているのですね。

危険です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です