シンガポール、学びのハブ:アジアでMBA

沖山教育研究所

日経12月2日朝刊
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO80375330S4A201C1TQ4000/

・シンガポール国立大(NUS)が
 大学ランキングで、
 アジアでは東大に次ぐ
 2位

・インド、中国、台湾、インドネシアなど
 多様な出身地の学生が議論を戦わせる

・教授陣も
 インドやマレーシア、カナダなどの出身で、
 欧米名門大の博士号を取得

・インドネシアやベトナムといった
 新興国へのアクセスが良く、
 学びのハブとしても機能し始めている

・費用は
 1年5ヶ月で
 学費約550万、
 生活費180~400万。
 ハーバードが2年で約1400万、
 600~900万と比較すると格安

・南洋工科大(NTU)や
 シンガポール経営大学(SMU)でも
 MBAのコースが人気

・日本人のMBA留学者数は
 減少傾向。
 MBA留学の共通試験
 GMAT受験者は
 2710人でピーク時の
 4割以下

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

日本では
持っていても評価につながらないとして、
一時のブームが去って、
あまり人気も上がっていないようにみえる
MBAですが、
アジアでは、
というより世界の経営者としては
持っているのが当たり前
の資格だそうですね。

日本ではそもそも
経験や勘に頼った商習慣が
横行しているので、

MBAのような
ケーススタディや理論には
否定的な土壌があるようです。

上司や同僚にも
MBA取得者が
ほとんどいないわけですし、

それでも会社は
利益を上げたり大きくなったりしてきているので、
必要性を感じないのでしょうね、
会社も経営陣も上司も。

世界に目を向けると
少なくとも経営に携わる人は
MBA程度は必須
とよくみます。

むしろ
博士課程まできちんと研究や勉強している人が
現場にもたくさんいるのでしょうね。

中東に
欧米の大学が進出している記事もそうですが、
日本のこのズレはなんなんでしょうね。

別の話題や視点になると、
だから日本は素晴らしいんだ、
ということもあると思うのですが、

あまりに世界標準からズレているのも、
特に文化や歴史と違って
今動いている経済活動に対して
これだけ感覚が異なるというのは
損失にこそなれ
お得なことはないように思います。

日本だけの商習慣でやりとりできることは
少なくなるはずですから、
世界ではどうなっているのか、
ということも子供たちには
気づかせてあげる必要はありますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です