中経出版主催セミナー④:過去問が大事とはいうけれど・・・

10月5日、新宿住友ビルB1ホールで行われた、
必勝祈願セミナーで参考になったお話のまとめです。
http://www.chukei.co.jp/center/

各先生の講演会が終わった後、
全員が登壇しパネルディスカッションが行われました。

その中で、参加者から寄せられた質問に対する回答の中で、
気になった話題について書きます。

▼過去問が大事とはいうけれど・・・

いずれの先生も、
過去問の研究をすること、
過去問を使って勉強すれば
無駄に参考書や問題集をやる必要はない、
といった回答でした。

かなり強く押している印象がありました。

確かにそれを解けるようになることが
合格に近付くことなので、
合格体験記やお話によく、
過去問は何年やった、
何十年やったとあります。

でも
みんな過去問はやってるのに、
合否が分かれますね。

要はやり方です。

過去問をやる時に、
どれくらいの時間をかけて、
どの程度の予習やインプットが必要か、
どの程度の復習やアウトプットが必要か、
調べる参考書や問題集や資料はどれなのか、

明確に決まっている生徒はいないように思います。

それができるのは
東大に入るような学力なり経験がとりあえずある子。

または、
英語が好きだったから
英語ができるようになって
私大文系に合格する子、です。

大多数はやり方もわからず、
点も取れず、
その科目自体
嫌になってる子です。

その子たちに過去問をやって、
各解答の根拠やそれぞれの選択肢が
なぜ解答でないかのか分析をする能力は、
ありません。

その気力がありません。

その間をつないで、
実際かける時間や進め方、
どういう考え方で
心理・感情で
その問題や解説に取り組むのか、
教えてあげる必要があります。

昔と違って今の子たちは、
勝手に勉強方法が身に付くほどの勉強量を
こなしていません。

開成や筑駒の子は
なんとなくそれを身につけてます。
桜蔭の子は
そういう地道な作業ができる子です。

大多数はできません。

水泳教室に行ったら
水泳の先生が泳ぎ方を、
野球教室に行ったら
野球の経験者がボールの投げ方を、

どこにいっても
必ず先生が教えてくれるのが当たり前なのに、
勉強だけはそうではありません。

ノートを取れといいますが、
どうとるか教えてくれません。

メモを取れといいますが、
どうとるかは教えてくれません。

マーカーつけろといいますが、
つけたらから点数が良くなるわけではありません。

東大生のノートが美しいと流行りましたが、
ノートを美しく取れるから
東大生になったのではなくて、
東大生になれるくらいの
根本的な勉強量があるから
ノートがきれいにまとまるのです。

過去問を使って、
演習中心に学習を進めるのは大賛成ですが、
意味や考え方や理屈を
きちんと伝えておかないと、
結局無駄な時間とお金を
教育業界に落とすだけになります。

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