ハラル対応学食留学生に安心感:イスラム圏から急増

沖山教育研究所

日経10月2日朝刊

学生食堂で
イスラム教の戒律に沿った
「ハラル食」を提供したり、
礼拝スペースを設けたりする大学が
増えている。

「どんな調味料なのかわからないから
 コンビニで食品を買えない、自炊もできない」

「学食はパンだけだった」

「シーチキンのおにぎりばかり食べていた」

こんな声が留学生から聞こえていた。

・神田外語大

食堂を改装オープンし、
「ハラール認証」を取得。

土日限定で
学外にも解放したところ、
初日には
開店前から行列ができ、
約420席はほぼ満席。

家族連れなど1320人が来店した。

・名古屋工業大

今年5月に、
「ハラール推奨メニュー」をつくった。

厳密にハラル食と認定されるためには
数多くの条件をクリアする必要があり、

留学生には基準を満たしていない項目もあることを
公表している。

・埼玉大学

5月に、
ハラル対応のメニューを扱うコーナーを
新設。

食事に苦慮していた留学生にうけており、
今後弁当の開発も検討。

・宮崎大

今年6月に、
イスラム教徒の礼拝・交流施設として、
「イスラーム文化研究交流棟」
を設置。

大学で盛んな農学研究を学びに、
アジア出身の留学生がほとんどという。

日本学生支援機構によると、
イスラム圏の留学生数は
この10年で4割増加。

とくにインドネシアは
04年の1266人から
13年に2163人と
1.7倍になったという。

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ホテルなどでも
ハラル対応が増えている記事がでてましたが、
大学でも進み始めましたね。

これも
人口減少を受けての動きですね。

首都圏の大学は、
まだまだ実感が少ないでしょうが、

今回上がった大学は
現状の偏差値や人気でみれば、
おそらく淘汰される(消えてしまう?)大学群です。

欧米の大学が
日中韓の留学生から収入を得ているのと同じ構図で、

日本の大学は
アジアからの留学生から収入を得ないと厳しくなるでしょう。

その準備ともとれます。

人口が増えていたころ、
今の50代は
同級生が200万人以上いましたが、

現在の幼児は
100万人ほどしまいません。

日本の幼・小・中・高・大学は、
単純計算で半分以下
になるはずです。

そこからさらに淘汰が起きて、
今ある学校の4割も残らない
と思っています。

需要と供給の関係からみても、
日本人が日本の大学を選択することは
減ってくるはずです。

他の道を、
親は考え始めるはずです。

スーパーグローバル大学選定や、
こうした留学生対応の記事は、
この1年で急速に増えています。

今までの価値観で、
学校を選ばないように。

その学校のために塾を選ばないように。

先をみながら慎重に
時間とお金を投下していきましょう。

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