新卒が足りない3:内定を断りたい

沖山教育研究所

日経10月2日朝刊

10月1日、
早稲田大学キャリアセンターに相次いだ相談は、
「内定を断るにはどうしたらいいですか」

ある4年生の学生はいう。
「大手損保の内定を蹴った友人は
 会社に呼び出されて3時間説教された」

別の学生は、
「1年くらいの留年なら
 就職活動への影響は少ない」
という。

とある東京の就活塾では、
就職浪人を決めた塾生が
20人と例年の倍に。

希望する就職先は、
電通やソニー、日立製作所など
有名企業ばかり。
一発逆転したい本音が見え隠れする。

企業側にも不満が積もる。
提出物の期限を守らない、
セミナーでは平気で居眠りする。

「学歴は高くても
 マナーが悪い学生が多い。
 入社前に社会人の基礎を
 教え込まなければ」
と嘆く。

「今年の学生は、
 ストレス耐性や対人能力が低い」、

というのは採用適性検査を受託する
企業担当者。

ゆとり教育やSNSの普及で
対話力が弱くなってきたのではと指摘する。

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なかなか面白い記事です。

就職市場はいま、
売り手市場だそうです。
来年も続くとみられています。

今進んでる
大学入試改革を初めとする制度改革とは、
真逆の世界がありますね。

できる東大生の人気就職先は
ベンチャーであったり、
アメリカの学生人気1位は
NPO法人であるのに関わらず、

いまだに大手企業の人気はあるのですね。
これからもソニーや電通を選択すればいいのでしょうか。

最後にあった、
ストレス耐性やSNSの普及は、
今後進むと見られます。

ということは、
逆にそこに強い人材は、
新たな大学入試制度でも、
就職活動でも、
選ばれる人材になりそうです。

今後就職活動なんてなくなって、
ユニクロがやっているような
1年生からインターン、内々定、
それが普通になるでしょう。

いいか悪いかは別にして、
海外風な、アメリカ風な
仕事探しに変わるでしょう。
大学4年になるころに
一斉になんてことはなくなるでしょう。

それくらい人口も減り、
構造も変わり、
大学と企業との関係も
激変するはずです。

今までの価値観を壊しながら、
時間とお金を使っていきましょう。

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