就職活動生を持つ親御様向けセミナー@竹橋
日経新聞主催の、
就職活動生を持つ親御様向けセミナー
に行ってきました。
https://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=1372
親向け、
です。
大学が就活に力を入れている、
キャリアセンター、などなどが
学生の支援をしている、
というのはよく聞く話でしたが、
新聞社が
こういうイベントをやるような時代に、
なっているのですね。
昔からあったのでしょうか??
前半は、
日経の社員が、
大学生向け就活セミナーを
親向けに話した、
という内容、
後半は、
実際に息子と娘の就活に関わった
母親であり、
その経験をまとめた本を執筆した、
日経BPの執行役員のお話、
という内容でした。
メモがてら残します。
前半から、
・就職活動で最も大事なのは志望動機(書)
・企業のトップパーソンは89.6%、
CEOレベルだと92.2%が
日経を読んでいる
・面接は演説ではない
・日経の文字数は400pの文庫本と同じくらい
・日経を読む時間は平均25分で、
始業前に読んでいる人が大半
・見出しやリードにあるのは、
事実と背景と今後で、
重要なのは背景をなんとなく知っておくこと
・日経の読み方指導>ページごとの特徴など
・業界ごとにスクラップをするとよい
>金融業界なら、証券、銀行、保険、信用組合、カード・消費者金融
などなどの記事をすべてまとめていく
・今のビジネスのベーシックは人口減少にある
・企業の戦略を知ることが説得力ある志望動機をつくる
後半から、
・息子と娘の差は日経を読んだかどうか
・息子は有名企業ばかり、エンタメ系の会社ばかり受けて撃沈
・娘は親も知らないような会社を狙っていた
・今の学生は金太郎飴のよう、オリジナリティがない
・ネットには内定をもらった人の志望動機書が転がっており、
少しアレンジして提出している学生が少なくない
・HPをみて丸暗記してる学生が多い
・大卒の12・4%は安定雇用を得られていない
・就活は受験ではない、から落ちるのが普通、当然
・人生の初めての挫折が就活、人から拒絶される
・就活を失敗して自殺する人が多いから執筆した
・市場は7年ぶりに売り手市場
・最高学府の大学を出ても就職できない学生も多い
・正社員になるために支援するのが親の役目
・親バカバイアスをなくす、不要なプレッシャーをかけないこと
・超大手に就けるのは就活せい45万人のうちの2万人ほど>2%
などなどが、
気になって残したものです。
前半にあった、
日経の無料セミナーだから
日経の読み方をやるのもわかりますし、
学生向けセミナーと同じ資料で、
学生の視点を学んでほしいという意図も
わからなくはないのですが、
率直には、
新聞の読み方もわからない学生を
今の企業が採用するわけない
と思いました。
また、
様子を見ているとむしろ、
参加していた親自身が、
日経を読んでいない、読んだことがない
ような感じでした。
前半も違和感があったのですが、
後半はもっと強い違和感が…
お話自体は笑いもこぼれて、
話し慣れた感じでしたから、
期待できそうだったのですが、
大学が最高学府
という発言や、
正社員になるために親が支援する
なんて発言を聞いて
ゲンナリでした…
私は学生の頃、
新聞なんて読んでいませんでしたし、
学部しか卒業していませんから、
偉そうにはいえないのですが、
さすがに今の、
現在の就職活動をするのに、
学部卒で何かいいことを期待したり、
それを親が支援するなんてことは、
その時点で???
でした。
就職活動をする大学生が
45万人もいるのですから、
いろいろな考え・感覚があっていいのですが、
こういう意識で就職活動をしていたら、
有名企業だって安定雇用だって、
そりゃ無理ですよね。
だからこそ逆に、
少し企業名を知っているだけで、
少し企業戦略を知るだけで、
少し志望動機を書き換えるだけで、
周りの学生とは
圧倒的に異なる存在として、
企業側の記憶に残るのでしょうね。
だからこそ日経を読もう!
なのでしょう。
後半は時間がなくて、
途中退席をしたのですが、
今の就職活動事情や
意識レベルがよくわかったので、
とても有意義な時間でした。
やはり実際に行ってみると、
様々なことにつながる
勉強ができます。