ニューヨーク大学説明会&名門大学進学セミナー@品川
ヨーク国際留学センターが主催し、
ニューヨーク大学プロフェッショナル学部ALI東京校が協力した、
説明会・セミナーに参加しました。
http://www.york-global.jp/update/75
ニューヨーク大[NYU]の
アドミッションディレクターが、
学部・院の入学・留学について、
説明をしてくれました。
体験授業を経て、
名門大学留学セミナー、
という予定でしたが、
この後の予定が詰まっていたため、
NYUの説明の後は、
直接担当の方とお話をしてきました。
そしたらなんと!!
その方は、
「留学ジャーナル」の
創業メンバーだった方で、
この業界での経験が30年以上!
でした。
今回のセミナーを主催した、
ヨーク国際留学センターは、
数年前にできたばかりだそうですが、
力のある人を置いてるのですね。
少し見方が変わりました。
やはり実際に動いて見る聞く話す、
って大事ですね。
というのも、
今日はNYUの話を聞きに来た
つもりだったので、
正直、ヨークの下調べは
してませんでした。
ヨークは、
福祉事業がメインである
ニチイ学館が運営するセンターです。
ニチイ学館がヨークをつくった理由は、
英会話教室のCOCO塾の運営を、
ニチイ学館が行っているからです。
イーオンが
留学ジャーナルを持っている
のと同じように、
COCO塾は
ヨークを持っている(作った)
わけです。
COCO塾は
私が会社員時代に
英語教室の営業を担当していた時、
ちょうど店舗展開が進んでいて、
私のいた教室と
同じビルに入っていたこともあるくらいで、
商品やサービスについては、
よく研究をしました。
ところが、
ウチよりも開校が早いのに、
全然生徒数が少なくて、
その割に電子黒板とか、
内装はとっても綺麗だったりで、
お金がたくさんあるんだなぁ、
と思うことばかりでした。
当時のお話したお客様からも、
「キレイはキレイなんだけど、
何をやってくれるのかイマイチ…」
という評判でした。
実はウチの会社を辞めた人を
すぐに雇っていたりしていて、
「あのレベルでも社員になれるんだ」
「ほんとに人手不足なんだね」
という会話を上司がしていたのを
よく覚えています。
確かに全然仕事のできない新人だったですけどね…
1ヶ月も持たずに辞めてましたし。
また、
マンツーマン英語のGABAも、
今はニチイ学館が母体ですから、
マンツーマンレッスンと
グループレッスン主体という違いはあるものの、
わざわざ新しくつくるの??
競合するんじゃない??
という気がしていました。
ニチイ学館の決算発表時には、
「COCO塾赤字、何億円」
という記事ばかりなので、
「いいねぇ、お金余ってて」
なんて声もありましたね社内ではw
さらにその印象を悪くしたのが、
「COCO塾ジュニア」です。
きれいなチラシで、
イメージはいいのですが、
とんでもないことが謳ってありました。
「COCO塾ジュニアは、
3年前倒しのカリキュラム!」
なんてことが書いてあったのです。
なぜこれがとんでもないのかというと、
高3生までの内容を中3までに、
中3までの内容を小6までに、
習得させるということだったからです。
わかりやすい目安として
書かれていたのは、
現在の
高校卒業レベルとされる英検2級を、
中学卒業時までに、
現在の
中学卒業レベルとされる英検3級を、
小学校卒業時までに、
取得できるようにします!
とあったのです。
普通に考えれば、
中3で高校内容が、
小6で中学内容ができているなら、
「プラス」のように思えますが、
これは今となっては、
いや、
その当時でも、
レベルが低すぎる設定なのです。
というのも、
例えば大阪府が当時、
「小6で3級、中で準1級習得を目指す」
という記事をすでに発表していました。
「お金を取らない」
「公立小中」の方が、
掲げてる目標が高いわけです。
「お金を取って」
「わざわざ時間をかけて通い」
「公立小中よりも低い目標」に、
誰が通うの??
と思ったのです。
あまり情報を持っていない担当者が
決めたのでしょう。
そういった情報に疎い、
感度の低いお客様を
わざと狙っているのかと
変に勘ぐってしまったほどです。
そんなレベルでやっていても、
お客様のためにはならないでしょうし、
そのレベルでは、
これから始まる大学入試改革や、
いわゆるグローバルな時代とは、
少しズレた目標でしかありません。
そういう観点からすると、
生徒数が増えていないことや、
私のお客様からは、
スクール選定の対象として、
まったく上がってこない理由に、
納得していました。
ところが!
今回お話をした方は、
かなりの本格派でした!
経験豊富ですし、
いろいろな団体の設立や、
会長職についている(た)方です。
今夏、
私のお客様を
UCLAのサマーディスカバリーという
プログラムに送り込んだのですが、
むちゃくちゃひどい扱いを受け、
対応も悪く、
反省の色もないため、
そろそろ訴訟の動きに
なるかもしれません。
「いくらだったらいいんですか??」
とあちらから言ってくるような、
そんな会社でした。
>オールシーズンズという会社です。
ちなみに、
と思って名前を出して、
聞いてみたら、
「しらない!」
と即答されました…
そもそも選定が間違っていたように
反省しました。
こういった留学やサマースクールに関する、
トラブルに対応しようと、
弁護士が中心になってつくられた団体や、
エージェントのレベル・質を上げるために、
資格試験を作ったり
勉強会を催している団体もある、
というお話も聞けました。
あんなエージェントがいるとしたら、
せっかく外に出たいと思っている学生も、
怖くて面倒で、
出たくなくなっていまいます。
本当に子どもたちや親御さんのことを考え、
大きな話にすれば、
日本のことを考えて、
海外との行き気をもっと楽にスムーズにしてくれるような、
そんなエージェントだけが残ってほしいです。
そうじゃないところは、
自然淘汰されるのを待たずに、
どんどん動いていかないと!
と決意も新たにさせてくれた
素晴らしい出会いでした。
これだけの人物を
トップに据えているのなら、
ヨークの留学プログラムには
期待していいな、と思っています。
COCO塾も
最近の動向はわかりませんが、
伸びてくる可能性、大ですね。