Kaien説明会@秋葉原

沖山教育研究所

発達障害の就労支援に特化した
Kaienの説明会に
参加してきました。
→株式会社Kaien

先日開催された、
発達障害に理解ある学校説明会、
の主催者でもあります。

代表が、
自身のお子さんが発達障害だと知り、
起業したという、

想いのある会社かなと思い、
注目しました。

大きなカテゴリーとしては、

TEENS:小中高生のデイサービス、
ガクプロ:大学生、大学院生、専門学校生向け就活サークル
Kaien:求職中の大人向け就労移行支援

という3つのサービスがありました。

私が感じたウリや特徴は、

・平均(中央値?)で半年後には就職
・擬似職場体験をさせる
・動的コミュニケイションを強化する
・大人はその個性にあった仕事をみつける、
 子どもはできるだけ弱い所を直すようにする
・講師や職員が結構ハイレベル
・必要以上にフォローしない、サッパリ対応する
・後出しじゃんけんをしない
・既存客を大事にする

あたりでしょうか。

それぞれ理由を書くと、

・平均(中央値?)で半年後には就職

半年での就職というのは、
業界では相当早いそうです。

・擬似職場体験をさせる

職場体験をさせるのは、
自分に合う仕事はなかなかわからないから。

代表自身も、
NHKのアナウンサーでしたが、
合わないと思って辞めたそうです。

東大卒で、ノースウェスタンのケロッグという、
超有名な大学院を卒業するような人間でも、

自分に何が合うかはやってみないと
わかならい、

というところに起因しているようです。
>まして発達障害の方はより難しい

・動的コミュニケイションを強化する

発達障害があると、
静的なコミュニケイション、
たとえば紙に書かれた指示などは、
実はよく理解できるものの、

動的な、
電話とか、対人でのやりとりは、
やはり難しい部分がある。

ただ、
実社会では、仕事の場面では、
圧倒的に動的なコミュニケイションが多いため、

その訓練はやはり必要、
という考えだそうです。

・大人はその個性にあった仕事をみつける、
 子どもはできるだけ弱い所を直すようにする

大人の場合は、
すでに凸凹が決まった
固体のようなものなので、
その能力にあった仕事をみつけていくが、

子どもの場合は、
難しいとは言われていても、
やはりまだまだ変えていける余地があるので、
短所をよくしていく方向で
対応している。

・講師や職員が結構ハイレベル

講師やパートで勤務する方も、
前職は、一流企業の部課長レベル。

ただ、
業界が低賃金なので、
現役の優秀な人を
集めづらいというのは、
悩みの種だそうです。

お客様の方も、
保護者会を開くと
10人中3人が医者だったり
>しかも女医

一般的な施設よりは、
高学歴の親も多い。

からこそ、
その親のコントロールというか、
指導というか、

発達障害とは関係のない部分で、
子どもに余計な圧力がかかっている、

このあたりも難しい部分のようです。

・必要以上にフォローしない、サッパリ対応する

言葉では表しづらいのですが、
障害がある、となると、
必要以上に丁寧だったり、
気づかいし過ぎる部分が、

一般的には強いと思いますが、

そもそもはっきり言わないと、
伝わらない症状だったり、

行間を読めない、
というのが発達障害の特徴でもあるので、

フェアに、
サッパリ、

といった対応を
心がけている。

はっきり言ってあげることが
大事、ということですかね。

私も先輩である乙武さんを普段から見ていて、
必要以上に気を使うのはおかしい、

という感覚はありますが、
慣れが必要ですよね。

・後出しじゃんけんをしない

論理性を持って対応する。

以前話したことと伝えたことと、
食い違うと
こんがらがってしまうので、

あの時はああいったけど、
今回はこういう、

ということのないように、
かなり注意してるとのこと。

・既存客を大事にする

Kaienはひいきしてる!
といわれることがあるそうですが、

ある意味してるそうですw
就職先の紹介などでも。

例えば顧客番号1番の方は、
代表の連絡先も知っていたり、
やれる限りは例外的なことも
対応してるそうです。

それをえこひいきととるかどうかですが、
私はありですね。

私のお客様も間違いなく、
私を信じて早くから
お金を払って利用してくれてる方を、
優先的に対応します。

周りが動いたから私も、
というような、

悪く言うとミーハーな方より、

常に応援してくれて信頼してくれてる方を
大事にするのは当然だと思えます。

私は今後、
健常者と軽度・グレーの発達障害者を一緒にした
施設・塾の運営に携わりますから、

Kaienのような「出口」を持ってる企業があると、
道がつながります。

さらに先日開催されたような、
私立含めた中高のルートもあれば、

いわゆる普通の子が歩むルートとは、
別のルートをつなげることができるので、

こういったサービス・企業探しを、
続けていきます。

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