私塾界リーダーズフォーラム2015:トークセッション1

沖山教育研究所

私塾界のフォーラム、
詳細です。
http://www.shijyukukai.jp/2015/04/7191

記録の正確・不正確は保証しません(笑)。
メモを見ながら、
面白いと思ったもの、興味関心の沸いたこと、
羅列していきます。

まずは最初に行われたトークセッションから。
テーマはこちら。

ICTで拓くグローバル人材教育
〜真の国際人を育てる英語教育・根幹をなす国語教育 現在地と未来地図

登壇者
須藤 孝行氏 理究(ことばの学校 事務局 リーダー)
高島 康司氏 社会分析アナリスト
山田 未知之 『月刊私塾界』編集長

・グローバルとは何か

キッシンジャー・アソシエーツの取締役だった、
デイヴィッド・ロスコフの『超階級』にあるように、
http://www.amazon.co.jp/dp/4334962076
本当の意味で、
グローバル人材を育てるとか、
グローバリゼイションというのは、
世界トップのネットワークに人材を送り込めるかどうかが
最大のポイント。

楽天の三木谷社長や、
軍事関係者である海上自衛隊くらいしか、
そういった世界の動きを決めるネットワークに
介入できていない。

一方で、
中国やインドからは
多くの人材が介入していっている。

>私のバークレー出身のお母さまから聞きましたが、
 現地校からバークレーに入った人と、
 学部・院から入った人とでは、
 学生名簿自体が異なるそうです。

 現地から入る人のネットワークは超強力で、
 そのお母さんはその名簿に載っている方だったので、
 ソフトバンクの孫社長とも面識があると。
 日本には50名ほどしかいないらしいですね、
 その名簿にいる人って。

 ちなみにそのお母さまは、
 スタンフォードはダメでしたが、
 コロンビアにも受かり、
 バークレーに進学して卒業後、
 ウォール街のアナリストをしていたそうです…
 すごい世界…

 こういったところに入り込むのが、
 本当のグローバル人材だという、
 ピンキリの「ピン」のお話でしたが、
 やはりそうなんだと興味深かったです。

・ことばの学校について

理究では、
国語力の養成に、
音読を活用している。

文字を読むのではなく、
音(朗読音声)を聞きながら、
音から活字に触れさせることで、
読書への導入を図っている。

>グローバル=英語、
 は避けられないが、
 外国語は母国語に比べて
 60%ほどしか身につかない、
 という感覚もあるので、
 母国語(日本語)を鍛えないと
 やはり英語力は伸びない。

・母国語が異なると世界の見方が異なる
・グローバル時代こそ日本を知ること

>海外では、
 「曹洞宗と臨済宗は何が違うのか?」と、
 教養があるのかないのか、
 ウチのクラブ・ネットワークにふさわしいかどうかを、
 ある意味試す意味で、
 禅について聞かれることもある。
 そこで答えられないと、アウト。
 答えて初めて第一関門突破。

>世界の見方が異なる話に関して、
 具体例が欲しかったかなと。
>私は、
 itやshould、
 自動詞と他動詞について、
 というあたりが、
 世界観の違い、として
 わかりやすい例だと思います。
 文修飾の副詞、
 数の一致や、限定詞あたりも、
 言語や認識の違いを把握するのに役立ちます。

・TPPは、
 教育業界にも波及する
・農業だけでなく、
 民間の教育機関が、
 日本に入ってくるだろう。
・移民局の英語教育を始め、
 アメリカの持つ人材育成機関・能力には、
 日本の教育機関はそうそう対抗できない。

>最もなお話だと思いました。

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