ベネッセ超巨大広告

沖山教育研究所

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読売3月6日朝刊

初めてみました
こんな巨大な広告…。

4面に渡ってます…。

本文?(本紙面?)ではなく、
新聞風のチラシの
巨大版です。

いまの相場は
わかりませんが、
朝日新聞の1面広告が6000万?
と聞いたことがあります。
>3000万だったかな…

これだけで2億4千万ですか…。

DM関連の広告費だけで
年間300億円使ってきたことから考えると、
大したことではないのでしょうか…、
すごい…。

内容は、
ちょうど中学受験を終えた家庭向けでしょう。

4月から中学に進学する
現小6生を意識したものですね。
この代から
大学入試制度が変わる予定になっています。

1面のうたい文句は
次の3つ。

・「話す」を含めた
 4技能をはかる外部検定試験

・外部検定試験の
 国内大入試における活用

・海外台と国内大の
 ボーダレス化

そして最後に、

「現在の中高生の進路は、
 国内だけに絞られず、
 普通に海外も選択肢に入る時代が
 来ようとしています」

とまとめてあります。

なぜそうなるのか?
という説明はないのですが、

こういう広告が
これだけの大きさで
出てくるようになっただけでも、

大学改革実行プランが発表された
3年前(12年)からすると
隔世の感です。

>このあたりについて、
 5月発売の書籍にもまとめてあります。

2面以降は、
ベネッセがてがける
塾の紹介・説明でした。

こういった、
これからの入試に対応する塾・スクールとしては、
ベネッセのルートHを筆頭に、
IGS、IBS、Jprep、アゴスなどが有名ですが、
いずれのスクールも、
「中高生から育て上げること」に
苦労しています。

中高生で、
英語を初めて習うような子たちに、

「英語を聞いて、
 英語で話させる・意見させる」

というのは至難の業です。

ネイティブ講師がいるとか
ヴァイリンガル講師がいるとか、
そういう話の前に、

「そもそも日本語でも
 自分の意見を言えない」

のが実情だそうです。

高校生だから、
英語の学習をそれなりにしているから、
というのも
あまり関係ないようです。

ですから授業中は、
話せる子が話してるだけ。

あとは聞いてるだけ。

「活発な議論」
なんてレベルとは程遠いと、
それぞれのスクールを見学しにいった
お母さまから聞きました。

ちなみにJprepでは、
日本の中高生が
これほど話せない
とは想定していなかったようで、

試行錯誤の結果、現在は、
小学校低学年や
幼児のほうに力を入れています。

そのくらいから訓練しないと、
現状の日本の教育環境では
引き上げづらいのでしょうね。

IBSは
設立当初から、
「小4までに英検2級!」
ともともと謳っていますしね。

こうした現状を考えると、
中学受験が済んですぐですが、
すぐに動き出さないといけなくなるでしょう。

なにせ、
話す・書くという作業は、
聞く・読むという作業が
それなりにまとまってからでないと
伸ばすことが難しいですからね。

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