「発達障害」って何だろう?①:新宿区講演会

「発達障害」って何だろう?
というテーマの、
新宿区発達支援地域講演会に
出席してきました。

このところ、
発達障害や
自閉症(スペクトラム)、
不登校や
フリースクール
というテーマに関心があったので、
ふと思い立って
行ってきました。

心身障碍児総合医療療育センター、
臨床心理科長の
三浦幸子さんが講演されました。

正直、
最近いろいろなセミナー・フォーラム、
講演会やシンポジウムに
参加している中で、
ダントツの面白さでした。

これだけの内容を
区が無料でやってくれている、
なんていうのは
もっと多くの方に知ってほしい思いと
なりました。

記録、
メモとして残します。

1.発達障害という言葉について

・先天的な脳の働きが原因
・偏り、のあること
・特性を周りが理解することがポイント
・IQが高くても、電車の乗り換え、道を渡る、ということができない

2.子どもが「人」として育つとは

・子どもは「可塑性」に富む(変わりやすい)
>狼に育てられた子どもは狼のように唸る
>習慣・言葉・風習・文化、家族や地域などにより、変わる存在

・ヒトとの関わりで経験できるものが、
 便利なモノによるサポートが増えたせいでなくなってきた

・情緒の交流や、体の使い方の経験が変化している
>今はスイッチを「押す」だけでいろいろできてしまう
>電話やテレビのボリュームを「回る」作業、指使いが不要
>子どもの様子は別室から「モニタ」で見れば
  安全確認できる、触れ合う機会が減る
>抱っこひもで接触してるようで、
  布をかぶせてしまっているために「目」でのやりとりが減る

3.「関係的・能動的存在」としての子ども

・本来、子どもから親へアクションがあり、それに親が関係を持つもの
>実際は笑っていないが、微笑反射という頬の動きにより、
  親が笑ってくれたと思い子に誘われる
>チュチュチュと口から音が鳴るのも、モノを食べたいわけではないが、
  親は何か食べたいのだと思い誘われる

・話し言葉の前段階(ママと言い出す前)から、気持ちの交流が深まっている

・おなかにいる時からすでに個人差があり、決まっている
>母親が寝ようとするとおなかをたくさんける、車の音に反応して動く

4.子どもの「心」の発達について

・自己を整えるために、
 情緒の幅、気持ちのコントロール、自尊心(自己効力感)が変わる
>イヤといっても、ちょっとイヤ、絶対いや、もあれば、下の子ばかり面倒見るからイヤもある
>おばあちゃんと遊ぶときでも緊張感あり、よく見せたい気持ちでる
>静かでいい子、慣れている、と思っても大きくなってからは喚くようになることも
>何かわかったときに何度もその行為を繰り返す

・人とのかかわり方、物に特有な性質や法則の理解

・感覚の得意な選好性(好きかどうかに関わらず選んでしまう)
>視覚:電車ばかり見る、縦線に惹かれる、明暗の差が好き
>聴覚:工事現場に耳をふさぎながらも近づいていく、飛行機の音がなぜか聞こえる
>触覚:水たまりに入る、ふわふわしたものばかり触り続ける
>前庭覚:おっとっとっ、とバランスが崩れるのが好き
>味覚:みじん切りにしても食べられない
>痛覚:顔をつねる、壁にゴンゴン頭をぶつけ続ける
>視空間知覚:立つ位置によって壁や柱の見え方が変わると動けなくなる、ATMや公園がだめ、囲まれても広すぎても

・トランポリンやボールプールなどでバランス感覚を養う、みな最初はバランスが悪い

・パジャマを着ると寝るのかな、という関係性の理解

・変化への柔軟性(「こだわり」は「安心感」)
>引越し、担任が変わることに慣れない
>母親が料理をしているときに、視線が外れてしまうことが慣れない

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2にあった、
子どもの可塑性、「押す」と「回す」の指使い、

3にあった、
微笑反射(笑っているわけではない)、やはりお腹にいる時から決まってる話、

4にあった、選好性の具体例、

などなど、非常に面白い話でした。
へーっ、と声をあげながら聞きつつ
メモをたくさん残しました。

こういったことを
周りの大人が知ってるだけでも
(行動に移せなくても)、
かなり子どもは楽ですよね。

知らないことがたくさんあって
勉強になりました。

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