三宅島で知った、島しょPTAの集まりと人のつながり

三宅島に行ったことがない。PTA連合会の集まりがどんなものなのかも、よく分かっていない。
それでも「一度行ってみよう」と思い、家族で参加しました。PTAになって活動に関わるようになったからこそ知ったことが、今回もたくさんありました。
想像していたより大きく、正式な集まり
参加してみると、PTAの会長や副会長、学校の先生、教育委員会の関係者などが集まる、想像していたよりずっと大きな会でした。東京都の教育庁関係者や都議会議員、ベネッセの研究所の方も参加していて、「きちんとした会なんだな」というのが最初の印象です。
午前中には、島の保育園・小学校・中学校・高校の子どもたちや保護者が集まる音楽会もあったそうです。私は午後からの参加だったので、その様子は見られませんでしたが、島の学校や保護者が一緒になる催しが行われていたと聞きました。
今回は三宅島と御蔵島の合同開催。2年に一度の開催で、前回は八丈島、次回は神津島だそうです。八丈島で前回開かれたときは、まだPTAではなかったので、こういう集まりがあること自体知りませんでした。
船で三宅島へ。午後は横山だいすけさんのトークとライブ
行きは八丈島から船に乗りました。天候が心配でしたが、無事に出港。少し遅れて昼過ぎに三宅島へ着き、バスで三宅高校に移動しました。
午後は、歌のお兄さんとして知られる横山だいすけさんのトークとライブ。トークのあとには歌も披露してくれました。会場には島のPTAや学校関係者、行政関係者などが集まっていて、島を越えて教育に関わる人が顔を合わせる場なのだと感じました。
人が減る時代だから、つながりが必要になる
夕方からは会場を移して、講演と懇親会がありました。ベネッセの庄子さんのお話を聞き、講演中にFacebookの友達申請を送りました。懇親会では、庄子さんの方から声をかけてくださり、話をすることができました。
話していくと、庄子さんは八丈島の三根小学校の副校長先生と元同僚だったことも分かりました。島の外で出会った人と、八丈島の人とのつながりが思いがけないところで見つかる。現地に行ったからこそ生まれる会話があります。
人が減っていく中では、島ごと、学校ごと、組織ごとに仕事を抱え込むのではなく、いろいろな人や団体が連携していかないと回らなくなる。庄子さんのお話にも、つながりをつくり、協力していくことの大切さがありました。
自分自身が楽しく、笑顔でいることを大切にするという話も印象に残っています。「つながると、動き出す」という自分の考えとも重なるところがあり、懇親会でも話が弾みました。
再会と、新しいつながり
懇親会では、八丈島で一緒に食事をしたことのある方や、八丈高校にいた先生、今は教育関係の仕事をしている方とも再会しました。放課後等デイサービスや発達、不登校に関わる方にも、今八丈島でやっていることや、これから考えていることを話せました。
三宅島や神津島の学校関係者、東京都内の公立学校PTAに関わる方など、普段なら接点がない人たちとも話ができました。リアルに会うことは大事です。ただ、島から島へ気軽に出向けるわけでもありません。だからこそ、人が集まり、話し、次につながるきっかけをつくる場そのものに意味があるのだと思いました。
懇親会では、三宅島の太鼓も披露されました。八丈太鼓とは響きも雰囲気も全然違う。島ごとの文化を実際に見て、聞けたのも面白かったです。
最後には各島から、それぞれの活動や現状について紹介がありました。会が終わったあとも、同じ宿に泊まっていた大島の先生や学校関係者と、遅くまで話が続きました。
人が減る中で、どう続けていくか
これだけの人が集まる会を準備するのは、かなり大変だろうと思います。会場やプログラムの準備だけでなく、船や飛行機で来る人の移動、宿泊、島内の送迎も考えなければなりません。
三宅島では、大型船の到着港が海の状況によって変わります。三池・伊ヶ谷・錆ヶ浜(阿古)の3か所があり、当日の海況に応じて港が決まるそうです。
八丈島は羽田便が3つ、船が1日に1回、と整理されている印象を持ちました。各島によって相当に違いがあることも実感できました。
人口減少に合わせた縮減、離島だけではない課題でしょうね。

