島外で得た経験とつながりを、八丈島へ

立候補をお知らせしたところ、教育の仕事やアメリカンフットボール、勉強会などで出会った方々から、思いがけず多くの言葉をいただきました。

その一人が、元藤沢市長で、一般社団法人「地域から日本を変える」の理事長を務める海老根靖典さんです。海老根さんは藤沢市議会議員を4期、藤沢市長を1期務め、松下政経塾の第2期生でもあります。

選挙の準備を進めていたある日、海老根さんから手書きの激励文と冊子が届きました。応援の言葉をいただいていたので、手紙まで送ってくださるとは思っておらず、実物を手にして驚きました。手書きの言葉は、やはりうれしいものです。

アメフトから、地域づくりの学びへ

海老根さんとのつながりは、政治の世界から始まったわけではありません。もともとはアメリカンフットボールを通じた人との縁があり、そこから政治や地域づくりについて学ぶ場にも足を運ぶようになりました。

海老根さんが主宰する「首長連続セミナー」も、その一つです。社団を立ち上げた頃の第1回、第2回、第3回あたりに参加し、講演を聞いた後の懇親会では、海老根さんと直接お話しする機会もありました。

その後はなかなか参加できずにいましたが、届いた冊子の裏表紙にある登壇者一覧を見て、セミナーが48回まで続いていることを知りました。始めることもすごいけれど、長く続けてこられたことにも、あらためて敬意を感じます。

一覧には知事もいらっしゃいますが、中心になっているのは市長、区長、町長など、暮らしに近い自治体の首長です。地域で何を動かせるのか。それぞれの地域が動くことが、日本を変えることにつながる。「地域から日本を変える」という言葉の意味を、冊子を眺めながら考えました。

違う場所で得たものを、島でつなぐ

私は教育の仕事に約25年携わってきました。その間、教室や学校だけでなく、アメフト、地域づくり、さまざまな勉強会を通じて、多くの人や考え方に出会ってきました。

島に戻ったからといって、島の外でできたつながりが途切れるわけではありません。立候補を伝えたことで、久しぶりに連絡を取り合う人もいました。「向いていると思う」「これまでやってきたことが生きるね」といった言葉をもらい、自分の歩みを見てくれていた人がいたのだと感じました。

海老根さんの激励文では、「地域から日本を変える」という志を共有する同志として紹介していただきました。ありがたく受け止めると同時に、島外で得た経験や知識、人とのつながりを、これから八丈島での行動に生かしていきたいと思いました。

島外の人や考え方を、そのまま島に持ち込めばいいわけではありません。島にある人、場所、アイデアと結びつけることで、これまでになかった動きが生まれることがある。人や物事は、置かれる位置や周りとの関係によって、意味や力の見え方が変わっていきます。

「つながると、動き出す。」

自分で掲げた言葉ですが、立候補をきっかけに、私自身があらためて感じることになりました。

海老根さん、心のこもった激励をありがとうございました。そして、気にかけて言葉を寄せてくださった皆さんにも、感謝しています。いただいた言葉も、これまでの経験やつながりも、八丈島での行動につなげていきます。