月刊私塾界7月号巻頭言より

沖山教育研究所

株式会社ファーストリティリングが、
国内のユニクロ店舗に勤務する
全パート・アルバイト約3万人の内、
1万6千人を正社員化する
と発表した。

彼ら・彼女らは、
特定の店舗や地域に勤務地が限定される
「R(リージョナル=地域)社員」と位置づけられる。

正社員には、
他に国内転勤はできるが海外転勤は望まない、
もしくはその実力がない「N(ナショナル=国)社員」。

海外事業にチャレンジする意思と実力を備えた
「G(グローバル=世界)社員」
の三分類される人事制度に変更する。

これを皮切りに、
様々な企業が、
正社員化を進め始めた。

理由は企業により異なるが、
正社員化自体は好ましい。

ところが、
内容が明らかになるに従い、
一概に喜べる改革ではない
と分かってきた。

「R社員」の年収は、
非正規の現在より上昇するが、
300万円から400万円だという。

地域限定正社員を既に導入している
日本郵政グループの例をみる(呼称は「新一般職」)。
4月までに4700人が、新一般職に転換した。

ボーナス(4・3カ月)が加算されるが、
年収は55歳時点で最高450万円、
平均300万円程度にしかならないという。

かたや最近何かと話題が多い、
グローバル人材。
外国語に堪能で、
何か専門的領域で高い技能を持つ人だ。

だが、
インドで働く(英語ができる)、
国際会計基準に明るい会計士の年収は
どのくらいだろうか。

何と200万円から300万円。

夢を抱くことが難しい世界が
続く。

http://www.shijyukukai.jp/2014/06/4835
より引用

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いい記事をみつけました。

最後がポイントですね。

この能力を持っていても、
年収300万。

インドだから、
というのはもちろんあるでしょうが、
こういう人が職種によっては
何百万、何千万といるのが
インドです。

中東・アフリカの人口が
さらに増えれば、
その数も比例して
増えるでしょう。

1年?か1年半前に知った、
リバースイノベイション
という言葉を地で行く病院が、
アメリカはフロリダに
病院を出した記事をみつけた時、
衝撃を受けました。

医師であっても
ガクンと収入は減るだろうと、
当時思いましたが、
会計士でも
もうなってきているのですね。

10年後20年後には
今ない仕事に就いている可能性が
高い今の子どもたち。

医学部受験ブームですが、
私は少し引いてみています。

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