キッズデュオインターナショナル三鷹
センター南で評判の
キッズデュオインターナショナル(KDI)が、
三鷹に2園目を開校するということで
説明会が開催されていました。
http://www.kdi.ac/index.html
9月27日に
渋谷のセルリアンで全体説明会がありましたが、
今日は実際に学校自体を見学しながら
個別で質問ができる機会でした。
先日と今日と、
聞いたことや感じたことをまとめます。
園長の話に始まり、
各担当者や責任者、
ネイティブ講師も含めての説明がありました。
動画もみる限り楽しそうです。
あまり営業色はなく、
淡々と説明をする印象です。
おそらくその理由は、
センター南もそうですし、
三鷹もすでにほぼ定員に達してきている
という自信からだと思います。
特に営業らしいことをしなくても、
生徒は集まってきているようです。
また、
他の似たようなスクールと比べて最も異なるのは、
講師やスタッフの数や規模、研修だそうです。
通常のバイリンガル幼稚園などは
独立系が多く、
KDIのように大規模(定員432名)になると、
ネイティブやスタッフ(総勢50名ほど)の数を揃えるのが
難しいそうです。
確かに
その辺の学校よりも生徒数がいることになりますから、
人の確保が大変だと思います。
KDIは、CMで流行った、
スクールIEを中心とする「やる気スイッチグループ」なので、
別ブランドのキッズデュオ(英語学童)や
ウィンビー(英会話教室)なども含めて、
数百人のネイティブをグループで抱えているからこそできること
だとのこと。
従って多店舗展開を急速にすることはなく、
入学された方への還元を軸に、
研修やサービス向上を図っていくのが
優先だそうです。
三鷹の校舎もそのためにもう建築して
利用できる状態にしてあるようです。
センター南が
1期生の年長さんを卒業させたところなので、
実質2年目のようですが、
集客の状況やメディアでの登場具合、
それと今日聞いた方向性からすると、
丁寧にきちんとやってくれるのかな
という印象でした。
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実際のところ、
参加・見学してみてずっと感じていたのは、
会自体は面白いない、
ということですね。
説明会もみな硬く、
よい意味で真面目というのか、
正直楽しい会・時間
ではありませんでした。
ここに預けて子どもは楽しく過ごせるのだろうか?
と思ってしまいました(笑)。
今日の見学・個別相談も、
楽しいものではありませんでした。
淡々と説明をされる印象。
笑顔もなく、明るくもない、
話は美辞麗句が並んでました。
国際社会で生き抜く力を、
とかグローバル時代のリーダーを、
といったやつですね。
会場はセルリアン、
対象となる家庭はそれなりに教育感度もあり、
中には祖父母も一緒に参加していた家庭もありましたから、
それなりの雰囲気をつくるのはわかる部分もありますが、
どうも、カタイというんですかね。
“インターナショナルスクール”という明るさとか楽しさはなかったです。
こういうものなのでしょうかね。
隣に座っていたお母さまも、
その隣のお母さまと、
「実際通ってる(通ってた)子たちの話を聞きたいわよね」
ともっともなことを話していました。
センター南は大成功となっているようで、
三鷹も27日の時点で
各学年10名ほどの空きしかないようでしたし、
説明会の帰りに
個別考査の申込料を納めている方も多くいましたから
人気なのだと思います。
それと
私がずっと感じていたのは、
卒業後はどうするのだろう?
というところです。
「やる気スイッチグループ」は、
もともと株式会社拓人という名で、
さきほど書いたように、
スクールIEという個別指導塾が中心の会社
と認識しています。
IEの顧客層は公立の中学生です。
ウィンビーという英語教室の客層、
キッズデュオという英語保育の客層、
チャイルドアイズという幼児教室の客層、
ここはほぼ一致していると思います。
KDIに比べると、
教育感度が本当に高い、
富裕な方は少ないと思われます。
それに対して、
KDIは、
入学金16万、月謝も9万前半からで、
送迎の具合により12万ほどになります。
客層が異なるんですよね。
これだけ真面目に質を高めて、
安定的に2園目をつくるあたり、
また、規模や説明会の様子をみると、
グループの中でも結構気合いを入れている部署なのかな、
というのが全体説明会で感じたことです。
でも他のブランドとは
合わないですね。
昨年センター南から、
慶應横浜を受験したのはいなかったそうです。
かなりいそうなもんなんですけどね。
今年は1人、いるそうです。
そのまま公立行くんですかね。
受験も半分いるとは聞きましたが。
あくまで私の個人的な経験上の判断です。
見た目とか空気とか。
将来をどう考えている家庭が
入園を検討するのか。
こういった英語系のスクールに必ず付きまとうのが、
卒業後の英語力や教育についてどうしたらいいの?
という問題です。
回答としては、
近隣に英語学童のキッズデュオを多めに設置し、
新しく、アドバンスというコース・レベルをつくって、
英語ができる子や
KDI卒園生の受け皿にする、
という話でした。
ただ私は、
キッズデュオで何年通っても
全然話せてない子も見てきてますし、
そもそも帰国子女でさえ
すっかり抜けるのが幼児期の英語教育です。
この時期の子どもは
体感的習得能力が高いので、
親の目にも明らかに、
話せる!聞ける!とその効果がわかりやすいので、
こぞって英語は早期教育がカギ!
と殺到するところがありますが、
そのやり方や維持の仕方など、
かなり細かいことを気にしておかないと、
投資した時間とお金が水の泡となる可能性を秘めています。
このあたりは、
アドバンスで受け皿をつくる
という返答のみでした。
年少から年間で120万、
3年で360万かけつつ、
卒園後の維持を考えると、
他に方法もあるのかな、
というのが2日間参加した感想です。
卒園後に、
キッズデュオだけ、
ウィンビーだけで
どうその効果を維持するのか、
その辺りまで考えがあるのか。
そういえば、
キッズデュオやウィンビーにいるネイティブが、
それほどできる方だとは思えないところもあります。
いくら講師の数や研修がしっかりしてるといっても、
やはり校舎によって相当異なる話もよく聞きます。
ということは、
その中でも評判の先生は
KDIの方に異動するでしょうから、
キッズデュオやウィンビーの先生レベルは
相対的に下がるのかもしれません。
キッズデュオのアドバンスを担当する先生の力量も
気にかけておきたいところです。
今のところの判断は、
おそらくグループ内でも力を入れる部署になっていて、
他のグループの顧客とは異なる層を開拓しながら、
まじめに丁寧に質を高めていこうとしている、
というところが信頼できるものの、
やはり卒園後のフォローがどうなるのか、
は気になるところです。
これからますますこの業態は増えるでしょうから、
その先鞭をつけたのか、
それとも新しくライバルがたくさんでてくるのか、
興味深く追っかけます。