合同説明会の利用法

沖山教育研究所

5月から毎週日曜、
一部は土曜も、

どこどこ主催の
合同説明会、

というのが立て続けにありました。

いまのところ6週連続で行っています。

どこも盛況です。

でも、
行列のできている学校とそうでない学校が、
会によって全く異なることに気づきました。

そうなんです。

会によって、
来場者の層が
まったく異なるからなんです。

こういった合同説明会には、
高校受験を主にしたものと、
中学受験を主にしたものがあり、

それによって
参加している学校も異なるのですが、
来場者もまったく変わっているのです。

つまり、
高校受験を主にした説明会だと、
来場者も高校受験検討の家庭が多いので、
高校受験で人気の学校に行列ができます。

裏を返すと、
高校受験を主にした説明会だと、
中学受験では人気の学校に行列ができません。

先日行った、
声の教育社主催で行われた
受験なんでも相談会では、

聞くところによると、
高校受験者が7割くらいいるとのこと。
逆に中学受験検討者は3割です。

なので、
中学受験なら人気で、
他の説明会だと間違いなく行列ができているはずの、

品川女子、
吉祥女子、
鷗友、
白百合、
八雲、
山脇、

あたりの学校のブースが、
ガラガラでした…。

なんか違和感のある会場だなぁと思っていたのですが、
この学校のブースをみて、
ある学校関係者の方と話をして、

ようやく事態が飲み込めたのです。
>上記の学校はそもそも高校受験がないですね。

なので、
並ばずにたくさん希望の学校の話を聞くことができました。

というのは、
こういったイベントに参加している
学校・関係者は当たり前かもしれないのですが、

私も今の仕事になって初めて
たくさん足を運ぶことでわかったことです。

>会社員時代は行くこと自体が
 限られてしまいますね、
 現場があるので

ということはおそらく、
来場している親子も、
まったくそんなことは考えずに、

たまたま都合のよい日程を選び、
合同だから、たくさん聞ける、
資料も1回でもらえる、

そんなことを考えて来場しているのでしょうが、

現実は、
1つの学校に何十分も並び、
疲れて、
お腹が減って、
資料はたくさんもらったけど重いから、

1・2時間で帰る、
という事態になりがちです。

そんなんで、
いい学校選びができるとは思えません。

親・子にとって
向いてる学校なんて
選んでいないはずです。

だから入学後にミスマッチが起こる。
不登校にも、ひきこもりにもなる。

こういった説明会には
移動も現場でも
かなりの時間と労力を要します。

だから、
楽にたくさん話が聞ける会を選んであげる、
おススメしてあげる必要があると
強く思いました。

誰もそんなことを教えてくれていないと感じたので、
私、やります!www

簡単にいうと、
中学受験を検討中の家庭は、
高校受験対象者が多そうな説明会に足を運ぶこと、

逆に
高校受験を検討しているなら、
中学受験対象の説明会に行くことです。

そうすれば、
おめあての学校は、
ほぼガラガラですので、
じっくり話ができて、
担当者の人柄も見えて、
たくさんの学校を回ることで、
親・子にとって合う学校を
選択できる可能性が高まります。

その上で、
個別の学校説明会に、
実際足を運びながら検討する、
のがよい流れでしょう。

今後の会にも足を運んでみるので、
どの会がどうだったか、
蓄積していきますっ!

そういえば、
先日行った、
カトリック系学校の合同説明会なんて、
それはまた他の説明会と全く異なりましたね。

中学受験・高校受験のブースは
どちらもガラガラ…。

おまけ?程度、
といったら失礼でしょうか。

実はメインが
幼稚園・小学校受験だったのです。

だからそちらのブースは、
説明を聞こうと、
相談に乗ってもらおうと、
行列でしたねぇ…。

たくさん行ってみるとみえてくるものが、
あるわけで…。

面白いですっ!

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