オープンキャンパス@首都大学東京

沖山教育研究所

さらに教え子についていって、
首都大学東京にもいってきました。

広い!ですね、
こちらも。

法学部のガイダンスを聴いて、
教え子を残してキャンパス見学をしてから、
帰りました。

んー、
ガイダンスで話をされてた、
先生方。

明るくなかったですね。
200人くらいの高校生や保護者、
ほぼ無言でした…

結構若い教授?なのに、
やたら敬語で堅過ぎる印象だし。

高校生はあんな感じの雰囲気で、
「法律を学びたいっ!」
なんて興味を持てたのでしょうか??

生徒200人に対して、
教授が35名ほどいるので、
6:1くらいの比率は
かなりよいと思いますし、

首都大は、
東京都立大学と、
東京都立科学技術大学と、
東京都立保健科学大学と、
東京都立短期大学の、

4つを統合してできた学校なので、
かなりいろいろな学部も持っていて、
楽しそうな印象を持っていたのですが、

教授自身があまり楽しそうではなかったので、
んー、
というのが正直なところです。

学校の先生はそんなもんだ、
と思うところもありますが、

アクティブラーニング!
とか謳っているのに、
結局ずっと先生が話してるだけのガイダンス…

んー、
ですね。

今の高校生は、
マイケルサンデルさんの白熱授業とか、
ネットでもテレビでも、
面白い「先生」をたくさんみて育ってると思うので、

普通にお話をしているだけでは、
そっぽ向かれると思うんですけどね…

中身がどれだけよくっても、
生徒が集まらなかったら、
広められないわけですから。

その辺、
「公立」というところに、
難しさがあるんでしょうか。

先日、別の会で話を聴いた、
一橋と東工大の教授は、
結構笑いを取っていたし、
話もスムーズで、
抑揚もしっかり。

聴きやすかったし、
面白いな、
こんな先生とゼミで話しあったら
盛り上がるだろうな、

素直にそう思いましたからね。

教授職も、
自分が研究するエキスパートであるだけでなく、

学生を惹き付けつけることで、
学生自身が自ら、
より深く学びたくなる気持ちを、
増長させられるような、
指導者としての能力もないと、

生き残れないんじゃないんですかねぇ。

秋田の国際教養大[AIU]は、
同じ公立大学ですが、
設立当時確か、
60名ほどの募集枠に、
世界から、
600名以上が応募してたはずです。

その上で、
全員に模擬授業を実施して、
振り分けた話を、

故中島学長の本で読んだことがあります。

ケンブリッジだったかな、
そこの博士課程で超優秀な人物も、
落としたそうです。

研究者としては超一流でも、
指導者としてはダメ、
だったそうです。

自分が優秀かどうかなんて、
学生からしたらあまり関係ないですからね。

あ、面白いなこの先生、
もう少し話聞いてみようかな、
もう少し調べてみようかな、

そんな気持ちを学生に抱かせる能力が、
これからの「先生」には最も
求められると思いますね、
AIUの成功例からしても。

今日のお話をされた先生が悪いのではなく、
日本の「先生」ってまだまだ、
上から生徒にお話をして「あげてる」
という感覚の方の方が、
多いのかなと感じたことが、
残念でした。

あ、同行させてもらった教え子、
首都大はいいや!
っていってました…

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