城東地区私学フェア@北千住

沖山教育研究所

北千住マルイの
シアター1010で開催された
城東地区私学フェアに
いってきました。
http://gakuran.jp/jyotoh/

規模は小さいながらも、
お目当ての学校とも話ができ、
面白い学校もあったので、
かなり有意義でした!

メモがてら、
印象的だったことを残します。

・愛国中高

まったく不勉強の学校でしたw

中学は学年で
20名ほどしかいないそうです。
高校は200名ほど。

4つのコース(科)がありましたが、
ウリは看護と家政。

看護で卒業すると、
準看護師の資格取得可能。

その後2年の専攻科を出ると、
>これも学園内にある
正看護師になれる。

千葉の幕張総合にも、
看護はあるようですが、
5年一貫なので、

もし途中で志向が変わると、
高卒資格も得られずに、
中卒で中退となってしまう、

そのリスクを考えると、
3年、2年と別れてるのはいいですね。

なんの特色もない普通科にいって、
そのままなんとなく誰でも入れる大学に入ると、
学費は800万ほどかかってるのに、
なんもない、

ということになりかねないですから、
3年で意味のある期間を過ごし、
さらに2年いくなり、
18才ですぐに社会にでて働き始める、
そのほうがいいですね。

知らない学校がたくさんあります。

都内で唯一だそうですよ、
看護は。

都内で5校なのが、
家政。

卒業すると無試験で
調理師免許取得となります。

その後、
短大で栄養士の資格をとってもいいし、
保育士の資格をとってもいい。
>どちらも学園内にあります

すると、
調理師と栄養士で
一般の会社や園の食堂などで勤務するもよし、
調理師に保育士もあれば、
先生も調理さんもできますね。

お金を使うだけの意味のあるもの、
これがないと行く価値ないですね私立は。

・かえつ有明

以前から気になっていて、
ようやく話が聞けました。

やはり面白かった!

お話をしてくださった先生がまた、
落ち着いていて自信に溢れていました。

独自色を出して、
生徒(お客さん)にとって
意味のあることをやっていると
自負のある学校の担当者さんが出す
共通の空気でしたね。

他の学校にない点を
いくつか聞きました。

1つめは、
中学は男女別学で、
高校は共学、
という制度。

男子校・女子校のいいとこどりを、
特に思春期の中学時代は導入し、
高校からはまた変える。

過去の経験や実績をみた上で、
なんとなく流行りだからとやっている
わけではないところが好感です。

2つめは、
サイエンス科。

中学生は週に1・2回、
IBのTOKを元にした
考え方や論理展開について
学んでいるそうです。

麗澤の言語技術のようなものでもあると
おっしゃってました。
>先日聞いたばかり!

もう10年続けてるそうです。

他にも、
高校入学生は、
5月にケンブリッジに投げ込まれる。

公立の中学生もいるのに、
英語環境に飛び込ませているそう。

140名の生徒のうち、
20数名が帰国子女。

帰国子女の受験者数で
NO.1になってもいるそう。

日本語講座をきちっと設置するなど、
人気あるんですね。

帰国経験者が学年に1人いて
生徒をフォローしているそうです。

ネイティブは常駐3名、パート3名。
秋からはJETプログラムで2名追加。

まぁ、お話を通じて感じたのは、
いいものをすぐに取り入れていること、
変わることをいとわないこと、
ですかね。

これからの入試制度改革も、
難なく乗りきれるだけの空気が、
学内にありそうです。

現校長の石川先生が、
海外の学校で校長を経験しているなど、
やはり組織は上次第だなとも、
改めて。

面白い!

・潤徳女子高

不勉強でしたが、
足立学園と創始者が同じだそうです。

千住の東西に、
男子校・女子校をつくろう、
というのが発祥なので、

今後も共学化はしない!
と宣言されてましたw

こちらの独自色は、
美術デザインですね。

松戸高校や取手松陽、
都立工芸あたりが
近場で美術を持っている学校だそうで、

やはり公立は安いから人気はあるみたいです。

ただ、やはり美術ってそもそもは
お金のかかるものでしょうから、

私立でお金を払った分の、
実習の多さや質、
面倒見などは、
ウリになるとのこと。

面白かったのは、
東洋大と高大連携をしていて、
イブニングコースの授業を受けられるそうです。

東洋は拙著でも書いたように、
SGUとしてランク付けから抜け出しそうですから、
いい提携先ですね。

・東京シューレ葛飾中学校

こちらは不登校の子たち向けの
学校です。

以前、王子にあるシューレの本校で、
説明会に参加したので、
話を聞いてきました。

公立のようで、
私立なので、
月額3万円ほどの学費が要ります。

作文、面接、体験授業を経て、
入学の可否がでます。

個人的には、
発達障害や自閉症も含めての
不登校問題に興味あるので、
>だから秋以降、
 新しい塾の運営に携わります

そういう子たちの進学先として、
いまいろいろなところに顔を出しています。

いわゆるフリースクールとは異なり、
学校として認可されているそうです。
>だから何なのか?ということは、
 今後勉強します!

学年は40人定員ですが、
クラスは縦割りで、
ホーム、という単位はあるものの、
いわゆる学校のような「枠」は
ないと思っていいようです。

この、「枠」を取り外してあげることが、
今の子たちには必要ですからねぇ。

・中村女子中高

学年100人ほどの
小規模校です。

30才までにどうなりたいか、
というキャリア教育に注力。
>品女だと28才ですね。

国際科(定員20)を持っていて、
1年留学もやってます。
>学校から4名で150万の補助、
 って、あれです。

他校と違うのは、
高2の夏から、
ではなく、
高1の1月から、
というところでしょうか。

帰国してからは余裕ありますが、
高1の時点でかなり準備が必要です。
>高校入試はないので、
 入ってすぐ、という感じではない
 と思いますけどね

フルートが必修だったり、
>ノンヴァーヴァルコミュニケイションのために
>拙著に書いたーw

フライングディスクが必修だったり、
>アメフトやってたから知ってるーw

チア部もあったり、
>個人的趣味です
>アメフトやってたので、
 チアやってる子は無条件で合格ですw

面白かったです。

もともとは深川の工場や自営業者のために、
地元で教育受けさせたい、
という創業の理念があるため、
今後も共学化はしないようです。

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