変わる大学入試:「暫定入学」で能力見極め

沖山教育研究所

「暫定入学」で能力見極め

2月19日読売新聞朝刊

入試で
わずかに合格点に届かなかった
受験生の一部に、

「暫定入学」
を認める制度が、
秋田市の国際教養大に
ある。

「1点刻みの選抜」
から脱却を目指す
文科省の大学入試改革とも
重なる。

101人の合格者に加え、
3名が
「特別科目等履修生」
として授業が受けられる。

一定の成績を残せば
1年後に編入できる。

この制度は
開学時の副学長、
グレゴリー・クラーク氏が提唱。

「日本の一発勝負の入試制度や、
 入学すれば
 授業中に居眠りやおしゃべりをしていても
 卒業できる大学教育に
 疑問を持った」
と話す。

00年に
政府の教育改革国民会議で提唱し、

学長を務めた多摩大でも検討したが
実現しなかったものの、

国際教養大では
当時の中島学長が、

「1回だけの1点刻みの入試への
 問題提起にもなる」

と導入を決断。

社会人の聴講などで使われる
科目等履修生の制度を
活用する方式とした。

これまで
66人が暫定入学し、
65人が
正規生として編入を果たした。

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暫定入学、
すばらしいですね。

科目等履修生として受け入れる
というのも考えられています。

開学当初から実施されていたようですが
知りませんでした。

このところ
志願者が減っていることが揶揄されている
国際教養大ですが、

本気で日本の教育を変えよう
とする意気込みが
学内に溢れていますね。

この感覚が
正常なのだろうと思います。

世界中から集まった教授陣からすれば
日本の大学教育は
奇妙に映るのでしょうね。

入学するのを容易にして、
卒業するのを難しくする、
「入易卒難」については、
文科省も通達を出しています。

日本の学生や教育を
真剣に変えていこうとする大学だけが、
今後進学するに値する大学ですね。

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