障害と才能を併せ持ち、その両方に個別のニーズに応じた支援が必要な状態を、「2E(twice-exceptional)」と呼びます。特に発達障害*のあるお子さんへの支援の中で、2E教育が注目され始めています。
ポイントは「障害」と「才能」を併せ持つという点です。例えば「ギフテッド」ということはが2Eの意味で用いられることもありますが、その場合は「才能」だけでなく「障害」にも言及された内容であるかどうかを確認する必要があります。
日本ではこれまで、子どもの「才能」に着目した教育プログラムは提供されていませんでした。したがって、「才能」をどのように評価するのか?個別の支援をどのように提供していくのか?等については、今後、具体的な方法やプログラムを開発していく必要があるでしょう。